【Part-6】万引伝説について:2013年5月28日

【第1期 万引チョコレイトの活動
【Part-5】K-zou、独断でバンド名を決定ス の続き。


1stソノシート:万引伝説についてたしか、結成から半年くらいの時(録音は1990年8月頃)に、勢いだけで作った作品集が万引伝説だ。

バンドを始めたばかりなら最初はデモテープで・・・というのが当時としては順当な流れだったと思うが、オレ達はいきなりソノシートを作ることにした。いま考えると暴挙としか言いようがない。

しかも、周りにはレコードを出しているような知り合いは居なかったので、どうやって作ったら良いかは皆目わからなかった。

とにかく電話帳や音楽雑誌に載ってた 『それっぽい業者』 に手当たり次第に電話をかけまくり、ソノシートをプレスしてくれる業者を突き止めた。

そして、ジャケットの絵を自分で描き、コンビニの10円コピー機で500枚コピーした。

そんな手作り感覚溢れるシロモノを今度はインディーズ系のレコードショップに置いてもらうというのも、どうしたら良いかサッパリわからなかった。


とりあえずDOLLの紙面などから、そうしたショップの電話番号を調べ上げ、片っ端から電話をした。

ただ、オレは知らない人と電話で喋るのは苦手である。心の中では 『こんなドコの馬の骨ともわからないバンドのソノシートなんて置いてくれるのだろうか?』 という不安が渦巻いていた。

特に高円寺のBOYに電話した時は緊張した。電話口に出た人の第一声 『BOYです』 のイントネーションが完全に都会人の発音だったからだ!!

オレは完全に怖じ気づき、緊張のあまり、必要以上にナマってしまい、田舎者マルダシだったはずだ。

と、まぁレコーディングよりも、それ以外の部分での記憶が鮮烈に残っている万引伝説だが、価格設定には密かにコダワリがあった。

その頃のオレは、ハードコアバンドたるもの、
レコードを売るなら赤字になった方がカッコイイ!!

・・・という価値観に支配されていたのだ。

とにかく、必ず赤字にしてみせる・・・という思いで、トンプー脇の路上にメンバーを招集し、価格決定会議を開いた。そして赤字になることがいかに大切か・・・ということをメンバーに懇々と説いた。

万が一、たくさん売れてしまった場合でも大丈夫なように価格は500円に決定。

これならショップ売りの場合、1枚売れる度に140円の大赤字になる計算だ。

という具合に、たくさん売れてしまった場合のことも想定して万全を期したオレ達だったが、そんな心配しなくても万引伝説はたくさん売れ残り、十分に大赤字になってくれた。

さておき、 『メタリカみたいな音でやるハードコア』 というコンセプトの万引チョコレイトだったが、全くそのようにはなっていない1stソノシートに仕上がったのはのはご愛敬だ。



Topics

フィード