【vol.6】 万引伝説について:2013年5月28日

【第1期 万引チョコレイトの活動】
【第1期メンバー探し編 vol.5】 オレはと言えば の続き。


1stソノシート:万引伝説について(万引伝説は)たしか、結成から半年チョットくらいの時に、勢いだけで作った作品集である。

バンドを始めたばかりなら最初はデモテープで・・・というのが、当時としては順当な流れだったと思うが、オレ達はいきなりソノシートを作ることにした。いま考えると暴挙としか言いようがない。

しかも、周りにはレコードを出しているような知り合いは居なかったので、どうやって作ったら良いかはわからなかった。

とにかくオレは手当たり次第に電話をかけまくり、ソノシートをプレスしてくれる業者を突き止めた。

そして、ジャケットの絵を自分で描き、コンビニの10円コピー機で500枚コピーした。

そんな手作り感覚溢れるシロモノを、今度はインディーズ系のレコードショップに置いてもらうというのも、どうしたら良いかはサッパリわからなかった。

とりあえず、わかる範囲で、そうしたショップの電話番号を調べ上げ、片っ端から電話をした。ただ、オレは知らない人と電話で喋るのは苦手だ。

心の中では『こんなドコの馬の骨ともわからないバンドのソノシートなんて置いてくれるのだろうか?』という不安が渦巻いていた。

特に高円寺のBOYに電話した時は緊張した。電話に出た人の第一声『BOYです』のイントネーションが完全に都会人の発音だったからだ!!

オレは完全に怖じ気づき、緊張のあまり、必要以上にナマってしまい、田舎者マルダシだったと思う。

と、まぁレコーディングよりも、それ以外の部分での記憶が鮮烈に残っている万引伝説だが、価格設定には密かにコダワリがあった。

その頃のオレは、ハードコアバンドたるもの、
レコードを売るなら赤字になった方がカッコイイ!!

・・・という、よくわからない価値観に支配されていた。

とにかく、必ず赤字にしてみせる・・・という思いで、トンプー脇の路上にメンバーを招集し、価格決定会議を開いた。そして赤字になることがいかに大切か・・・ということをメンバーに懇々と説いた。

万が一、たくさん売れてしまった場合でも大丈夫なように価格は500円に決定。
これならショップ売りの場合、1枚売れる度に140円の大赤字になる計算だ。

という具合に、たくさん売れてしまった場合のことも想定して万全を期したオレ達だが、そんな心配しなくても万引伝説はたくさん売れ残り、十分に大赤字になってくれた。

メタリカみたいな音でやるハードコアバンドというコンセプトで始めた万引チョコレイトだったが、結果として、まったくそのようにはなっていない・・・という作品に仕上がったのはご愛敬だ。



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